モンゴル研究チームがBayankhongor県Buutsagaan村での教員研修に参加

高田教授、Li、平井、Maiの4名は、2018年9月17日から21日までBayankhongor県Buutsagan村のモデル校にて実施された教員研修に参加した。本研修はJICA草の根技術協力事業「モンゴルにおける地方中学校教員の質の向上-ICTを活用した地域に根差したSTEM研修教材開発を通じて」の活動の一環として行なわれたクラスターレベル教員研修であり、学校現場のニーズに適合したデジタル研修教材制作チームを養成することを目的に行なわれた。モンゴル国立教育大学(MNUE)の専門家チームからはTsedevsuren教授が参加した。  ウランバートルで行なわれた全国研修に参加した4名の教育文化局(ECD)メソドロジストを中心にが研修は実施され、5校から12名の中学校教員、2名の学校長、1名のトレーニングマネージャーが参加した。研修はカスケードモデルを用いて計画され、Tsedevsuren教授とメソドロジストの先生方は、中央レベルでの全国研修の内容を、各地方クラスターの学校環境と中学校教員のニーズに適用するよう研修内容を工夫をして実施された。 初日はICTの教育利用の現状や動画編集ソフトの使い方など、全教科で必要な知識についての研修が行なわれた。二日目からは、専門教科(数学、化学、物理、生物、地理、技術とデザイン、歴史と社会科学、モンゴル語)に特化した研修が実施された。研修では2018年に中学校教員研修用に開発されたガイドラインやビデオ教材が効果的に活用された。講義に加えて実践的な研修も行なわれ、参加した教員はビデオ教材作成のための動画編集ソフトウエアの操作や、授業での活用方法について各自、実際に操作をしながら学んだ。 モンゴル研究チームはJICA草の根事業第2フェーズの目的や活動についての紹介し、また対話型Webベース教員研修教材についての実演も行なった。参加者は対話型教材に興味を示し、実際に対話型教材を自ら自校にて開発したいという意見が寄せられた。Buutsagan村では、モデル校の生徒による歓迎会が行なわれ、生徒による少数民族の踊りが披露され、モンゴルの多様な文化に触れることができた。

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李聖孺の博士論文発表会を開催しました

李聖孺が、2018年6月27日に国際開発工学専攻で博士論文を発表を行なった。発表テーマは、「モンゴルの小学校教師研修のための対話型学習教材が学習動機と学習方法および学習満足度に及ぼす影響 」であった。 このプレゼンテーションでは、モンゴルの農村小学校における3年間の調査の成果について説明をした。 モンゴルの小学校教師の研修をするためにICTを活用する政府の促進の背景を紹介した。それに伴い、コンピュータを活用した学習教材の利用動向と、自己学習のためのインタラクティブ学習教材の統合について議論した。この2つの文脈を背景に、地元の教育専門家と協力して、モンゴルの教師養成のための対話型教材の開発について説明をした。その後、教師の学習意欲や学習方法に対話型教材の影響を理解するために自己制御学習理論を用いた。この研究は、インタラクティブ学習教材を用いて自己啓発を行うことで、より高い外的動機を生み出し、さらに学習満足度をより高めることがわかった。これらの結果は、教員養成のためのインタラクティブな教材の統合を支援する上で有用であり、研究は途上国の状況における適用性の探索に焦点を当てている。 国際開発工学専攻の教授からは統計分析の手順やデータ分析結果の解釈など、幅広い質問があった。例えば、データ分析結果がモンゴルの文脈でどのように説明されたかについて質問があり、李氏は、その結果は57人のモンゴルの小学校教員と共有され、教員からのフィードバックを分析して、データ分析結果を理解し、検証したと回答した。教授たちは、研究の背景が非常に重要であるとコメントした。教授は、調査の結果は、中等教育レベルの教師や高等教育レベルなど、教師のコホートごとに異なる可能性があるとコメントをした。これらの文脈的特徴を研究することは、今後の研究題材として興味深いとの意見を得られた。 このリンクからプレゼンテーションをアクセスできます。

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平井(D3)が5月2日に行われた地球環境共創コース博士課程中間発表会で発表をしました。

山口高田研究室博士課程の平井雄之が5月2日に行われた地球環境共創コース博士課程中間発表会で発表しました。 中間発表会は2部構成で、スライド資料を用いた2分間の口頭発表による研究のアウトラインの発表と1時間のポスターを用いた教授とのディスカッション形式の発表が行われました。 “Factors influencing diffusion process of lower secondary school teachers’ ICT use in Mongolia”と題した発表を行い、モンゴルの中学校で、ICTの活用の普及を研究する重要性について、近年の教育においてICTの利用の重要性が増していること、モンゴルの関連する政策やプログラムが行われていることなどを用いて説明しました。

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山本研究員, Li (D3), 平井(D2)がCIESに参加

山口・高田研究室の山本研究員、Li(D3)、平井(D2)の3名が3月25日から29日にかけてメキシコシティで開催されたCIES(Comparative and International Education Society)第62回年次会議に参加しました。今回のCIES年次会議には190以上の国と地域から約1000名の参加者が集まりました。“Re-mapping global education South-North Dialogue”が今年のテーマでした。   一日目、山本研究員、Li、平井は“ICT4D Practice track IV: ICT4D and Teacher Professional Development” と題したセッションに参加しました。このセッションでは山本研究員がモンゴルの小学校におけるICT利用に関する研究“Relationships between ICT

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ラオスのルアンパバーンにてフィールドワークを実施

東工大チームとDPLスタッフ 上村(M2)は、2018年3月13日から5月18日の2か月間、ラオスのルアンパバーン世界遺産局(DPL)にてフィールドワークを実施した。ルアンパバーンが世界遺産に登録されて23年が経った現在、DPLは世界遺産地域の建設に関する規則の改定を実施している。そのため現地では規則の改定に向け過去20年に渡る景観の変化を分析することが急務となっている。 DPLの現状を踏まえて、上村は本フィールドワークを通して主に次の三点に取り組んだ:1)主要なエリア(ZPP-Ua)における景観の変化のデータを可視化する、2)景観の変化を建造物の属性データの観点より分析する、3)景観変化の背景にある様々な理由を調査する。さらにDPLの業務の支援として世界遺産データベースのユーザーインターフェースの開発を行なった。 ZPP-Uaにおける景観変化のデータの可視化 地理情報システム(GIS)ソフトウェアを活用して、1999年と2010年、2017年における景観(建造物の属性データ)を可視化した(図2)。各時点での可視化された景観を比較することにより、景観変化の傾向を視覚的に確認することが可能となった。 建造物の使用方法に関する変化(1999-2010-2017)   景観変化のデータ分析 GISでの地図上における可視化に加えて、各データを記述統計で定量的に分析した。数的に景観変化を分析することで、実際にどの程度景観が変化しているのかの確認が可能となった。   景観変化の背景にある様々な理由の調査 景観変化の理由を明らかにするため、三週間にわたり203人の住民にアンケート調査を行なった。さらにアンケート調査中には、書き取りに加えて聞き取りにより住民から調査に関連した意見を得た。   世界遺産データベースのユーザーインターフェースの開発 世界遺産に関する情報を現地の住民や観光客に提供するために世界遺産データベースのユーザーインタフェース(UI)を開発した。UIの開発には、プログラミング言語としてHTMLとCSS、PHP、ソフトウェアのデータベース管理システムとしてPostgresSQLが使用されている。 フィールドワークの最終日に、上村はDPLにて活動の成果発表を行なった。成果発表後にはDPLスタッフとディスカッションを行い、景観の変化の分析方法に対するアドバイスや、景観の変化の背景にある現状について専門家としての見解を得ることができた。 活動を通して、世界遺産の保全と開発の関係性について遺産管理をするDPLや、観光客、住民といった様々な観点から考えることができたと述べている。上村は、今後の活動として調査結果の分析や引き続き世界遺産データベースの開発を行なう予定である。 アンケート調査の様子 活動結果についてのプレゼンテーション

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UNESCO-東工大GSIC共同シンポジウム開催「モンゴル中等教育の質の向上をめざした情報技術の導入」

2018年1月25日モンゴル教育文化科学省にて、モンゴル政府,ユネスコバンコク事務所,東京工業大学学術国際情報センター共催の地域シンポジウム“ICT in Education to promote quality of education in Mongolia”が開催された。シンポジウムには、ユネスコバンコク事務所の教育と情報技術の専門家、モンゴル教育大学教授を含め現地の教育専門家、全国21県とウランバートル市教育文化局代表者ら73名が参加した。モンゴル教育省上級アドバイザーGanbat氏は開会の挨拶で、教員は教育の根幹であり、教員研修の継続的な実施は教育の質の向上には必要不可欠である点を強調した。

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上村(修士1年)とFatemeh(修士1年)が地球環境共創コース中間ポスター発表会で発表しました。

2018年1月30日に東工大すずかけ台キャンパスで行われた地球環境コース中間ポスター発表会で修士1年の上村とFatemehが発表をしました。 上村は “Analysis of Landscape Changes in World Heritage Site and Residents’ Awareness toward Heritage Preservation: Case of Luang Prabang

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マレーシア・マルチメディア大学の教授らを東工大に歓迎しました

10月10日、去年卒業したPoongさんが教鞭を執るマレーシアのマルチメディア大学のTan Sri 客員教授とFng Ah Seng教授、副学部長であるGerald Goh教授を含む計19名が東京工業大学を訪問しました。東京工業大学では、学術国際情報センター山口教授、地球環境共創コース高田教授、岸本教授、山口・高田研究室のメンバーが迎えました。

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東工大を訪問しに来たPoongさんを歓迎しパーティーを開催

10月10日、山口・高田研究室は去年卒業したPoongさんを迎え、パーティを開きました。パーティには、現在の研究室のメンバー、秘書の安藤さん、元研究員の黒川さんに加えて、卒業された卒業生の矢野さんと井上さんが参加しました。 パーティでは、まず今年入学した新メンバー(上村、Fatemeh、Mai)と卒業された先輩方とで自己紹介をし、先輩方の学生時代の話や現在の仕事の話で盛り上がりました。Poongさんは、研究室の昔からのメンバーや新メンバーに会えたことを大変喜んでいらっしゃいました。また新メンバーは、東工大や山口・高田研究室での生活に関する多くのアドバイスを先輩方から受け、今後の学校生活や研究に対する新たなモチベーションを得ることができました。 先輩と後輩のコミュニケーションを再構築する素晴らしい機会となりました。今回参加できなかった先輩を含め多くのメンバーでの集まる機会をつづけていきたいと考えています。 図1 東工大を訪問したPoongさんの歓迎会

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ラオスのルアンパバーンにてフィールドワークを実施

上村一樹 期間:9月7日~9月29日 ラオスのルアンパバーン世界遺産局(DPL)にて23日間(9月7日~9月29日)にわたる、自身としては初めてのフィールドワークを行ないました。本フィールドワークでは、主な活動として1)DPLのICTユニットのリーダーとディスカッション、2)建造物の属性データ収集と入力、3)世界遺産地域のZpp-Uaにおける建造物の各属性データの可視化、4)DPLの講演会への参加、5)その他の文化活動、を実施しました(表1参照)。 表1 フィールドワークのスケジュール Activity Date 活動 1: DPLのICTユニットのリーダーとディスカッション 9/7 活動 2: 建造物の属性データ収集と入力 9/8 – 9/22 データ収集:9/8 – 9/20 Phanuang村:9/8,

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