山口高田研究室がモンゴル・ホブスグル県において視察ミッションを実施

本年度夏の研修は,山口高田研究室のプロジェクトサイトであるモンゴルにおいて視察ミッションを実施した.2012年8月18日から25日の7日間の行程だった.モンゴルプロジェクトのコーディネータであるMs. Orgilmaaも視察ミッションに同行した.

ミッション初日,国内線を利用してウランバーターからホブスク県に移動.その日は,ホブスク県の小さな村であるムルンを散策した.夜はモンゴルに関する情報のシェアとTimes Reading Seminarを実施した.奥村はモンゴルの政治,自然資源について発表し,モンゴルが今後どのように海外の支援に対処していくべきかについて活発な議論を行った.Poongはモンゴルの宗教について発表した.Ms.Orgilmaaの参加のおかげで,モンゴルについての理解が深まった.

2日目の午前,一行はEducation and Culture Department (ECD)を訪問し,今回の視察ミッションについての説明を行った.副局長は温かく一行を迎えてくださった.その後,モンゴルのパワースポットである北緯50度・東経100度地点を訪問した.エネルギーを受け取った後,Tsagaannuur村に向けてジープで9時間の旅路に出発したのだった.ひたすらでこぼこ道であったが,モンゴルの壮大な風景を堪能した.何もない広大な土地であるにも関わらず,至る所にゲルや家畜が存在していた.Tsagaannuur村にたどり着いた時には深夜2時であった.

[Group photo at the 50 100 energy spot]

[Yano presenting Scratch program to primary school teachers in Tsagaanuur]

3日目の8月21日には”生徒中心の学習”についてのディスカッションのため,Tsaggannuur村の小学校で小学校教諭とワークショップを行った.小学校の校長と12人の教諭が参加した.山口教授が今回の訪問の目的を説明し,矢野がScratchを用いた教材についてのプレゼンテーションを行った.教諭たちはScratchについて興味を示し,来春行われる予定であるトレーニングを心待ちにしていると語った.ディスカッションの場では,”生徒中心の学習”についての歴史・定義や,導入のインパクト,長所短所を活発に議論した.話し合いは3時間に及んだ.

4日目は昼過ぎにKhatgal村に向けて移動し夜に到着した.ここではゲルに宿泊し,ゲルの中で学生の研究内容についての話し合いが行われた.

5日目はOLPC (One Laptop per Child)プロジェクトの調査のため,Khatgal村の教諭たちとディスカッションを行った.その中で,OLPCプロジェクトの中での教諭の役割についてや,技術的な問題,OLPC導入による生徒へのインパクトについて話し合った.午後はMurunに戻り,Johnはここでも教諭たちとディスカッションを行った.このフォーカスグループ調査では興味深い発見がたくさんあった.

8月24日Ulaanbaatarに戻るため飛行場に向かったが,予定を9時間近く遅れて飛行機が飛んだ.午後7時にUlaanbaatarに到着し,横井はインターンシップのため一足先に日本へ帰った.残りのメンバーは翌日Ulaanbaatarの博物館とGandan修道院を訪問した.

モンゴルでの視察ミッションは山口高田研究室のメンバー全員にたいへん貴重な経験だった.壮大な風景に加えて,農村部の教諭の精神を学ぶことができた.そして,山口高田研究室は,ICTを活用したモンゴルの教育の有効性と効率性を促進の研究を通してモンゴルに貢献できることを誇りに,これからもモンゴルでの活動を続けていく.

[Group photo in front of the ger]

[Group photo with teachers after focus group discussion in Murun]

 

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