山本祐規子研究員と游浩成 (M2) が国際開発学会 (JASID) 第27回秋季大会で発表しました

学会に参加した山口・高田研究室メンバーの集合写真 (2016年11月撮影)
学会に参加した山口・高田研究室メンバーの集合写真 (2016年11月撮影)

山口・高田研究室の高田潤一教授、山本祐規子研究員及び游浩成 (M2) は2016年11月26日と27日に広島大学で行われた国際開発学会 (JASID) 第27回秋季大会に参加しました。

高田教授は「廃棄物管理と技術移転」のセッションでコメンテーターを務め、それぞれの発表者に研究手法や結論についてコメントを述べました。質問や見解を通じて発表者の研究をより深く掘り下げ、セッション参加者との議論促進に貢献しました。

発表者に対してコメントする高田潤一教授 (2016年11月撮影)
発表者に対してコメントする高田潤一教授 (2016年11月撮影)

山本祐規子研究員は、「モンゴル初等教育における教員の自己効力感とICTを活用した教育の促進に関する研究」というタイトルで発表を行いました。この研究は838名の小学校教員のデータを基に教員の自己効力感と日々の教育活動にどのような関係があるのかを調査したものです。調査の結果特に学校レベル教員研修が教員の高い自己効力感に関係していることが分かり、教員のニーズにあった研修活動の重要性指摘しました。またICTを学校全体で後押しする政策や学校文化も先生の自己効力感に関係していることを受け、特に管理職がICTの教育上の意義を理解することが今後の学校でのICTのさらなる活用に繋がると説明しました。この研究は近々Journal of International Cooperation in Education (Vol.18 No.2, 2016, pp.1-15)で発表される予定です。

プレゼン発表する山本研究員 (2016年11月撮影)
プレゼン発表する山本研究員 (2016年11月撮影)

修士課程2年の游浩成は、自身の研究「ラオス、世界遺産地域ルアンパバーンにおける河岸景観モニタリングのためのドローンの応用」についてポスター発表を行いました。

当研究室は2004年から “世界遺産ルアンパバーンにおける持続可能な開発マネージメントのための情報通信技術 (ICT) の応用” というDPL (ラオス世界遺産局) との協働プロジェクトを実施しています。游は研究課題として世界遺産地域の中でも重要保護地域にあたるメコン川河岸の景観の重要性に注目し、ドローンを用いた河岸景観モニタリングに関する調査分析実施しており、学会では研究の背景から現段階での分析結果を紹介しました。発表の要点は以下の通りです。

  1. 研究の背景;
  2. 景観撮影に用いるツールの比較検討の説明;
  3. 自然環境にフォーカスした景観動画の紹介;
  4. 景観評価ツールとして用いる景観評価シートの紹介;
  5. 景観分析の結果の紹介;

10人のDPLスタッフによって行われた景観分析の結果では、計14か所のエリアで今後観察が必要であると評価され、その中の5か所が10人のスタッフ全員によって特に観察が必要であると評価されたことを、発表しました。

発表内容に対する質疑応答では、研究の意義や、景観分析を行う際にドローンで景観を撮影する必要性、プロジェクトへの個人的な貢献に関する質問がありました。発表後、游は「このような大きな学会で研究を発表することは初めてで、非常に良い経験になった。多様なバックグラウンドを持つ学会参加者からの質疑応答を通して自分の理解があいまいである箇所が明確になった」と述べています。

ポスター発表する游 (2016年11月撮影)
ポスター発表する游 (2016年11月撮影)

参加者は多くの研究者と討論することで、自身の研究の改善点を認識することができました。同時に、様々なバックグラウンドを持つ研究者との交流を通じ研究のモチベーションを上げることができました。

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