山口研究室メンバーが第60回「Comparative & International Education Society」(CIES)で発表しました。

山本研究員、榎本研究員が2016年3月6日から10日にカナダのバンクーバーで行われた第60回CIES (Comparative and International Education Society) Conferenceで研究の成果を発表を しました。

2016年度はCIES開催60周年にあたり「Six Decades of Comparative and International Education: Taking Stok and Looking Forward」を全体テーマとして、会議期間中に約730のセッションが開催され、世界各国から5000人以上の研究者や専門家が参加しました。

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(CIES 2016に参加した山本研究員と榎本研究員)

山本研究員は“Teachers and leadership”のセッションで、“Factors related to the positive perceptions on the ICT integrated education: A case of Mongolian primary school leaders”というタイトルで発表を行いました。山本研究員は、校長の意識と学校レベルでのICT活用の促進との因果関係について、モンゴルの小学校校長及び、メソドロジスト222名のデータをもとに分析を行った結果を報告しました。山本研究員は、モンゴルでの更なるICT活用促進のためには、ICT関連の研修への予算配分の決定やや明確な教育ビジョン提示等、学校長の強いリーダーシップが必要であると述べました。参加者からは教育におけるリーダーシップ理論についての質問などがあり、活発な議論が行われました。

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(セッションで発表する山本研究員)

榎本研究員は、ユネスコ主催のグループパネル“Equipping learners with skills for the 21st century: the integration of transversal competencies in education and training systems of the Asia-Pacific”に参加しました。ユネスコは近年「21世紀型スキル (21st century skills, transversal competencies)」と呼ばれる、コミュニケーションスキルやリーダーシップなど学習者の包括的な能力育成に関する研究を進めています。本パネルには、ユネスコ本部の教育スペシャリスト、ユネスコのスキルに関する研究を進めてきた教育専門家ら計4名が参加しました。榎本研究員は、“Transversal competencies in education policies and practices in Asia-Pacific”というタイトルで、アジア・太平洋地域における「21世紀型スキル」に係る教育政策及び学校現場での実施状況について10ヶ国・地域の調査結果を報告しました。本研究は2013年より3年間、文科省のユネスコ活動費補助金の助成を受け、ユネスコバンコク事務所と東京工業大学の協働で実施されいます。このパネルには多くの学会参加者が足を運び、特にアジア・太平洋地域からの調査結果は、大変興味深く受け止められ、「21世紀型スキル」の教授アプローチや評価方法などについて、活発な意見交換が行われました。

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(セッションで発表する榎本研究員)

CIES 2016ウェブサイト

http://cies2016.org/

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