東京工業大学がラオス人民民主主義共和国ルアンパバーン世界遺産20周年記念式典にて 国家友好勲章を受章

東京工業大学は、ラオス人民民主主義共和国ルアンパバーン世界遺産20周年記念式にてトンシン・タンマヴォン首相より国家友好勲章を受章した。学術国際情報センターは、理工学研究科国際開発工学専攻との連携のもと、12年にわたりルアンパバーン世界遺産地域の持続可能な開発を促進するために多様な情報通信技術を導入した研究を進めている。世界遺産20周年記念シンポジウムでは、モバイルラーニングを活用した地域住民の遺産保存に関する意識の向上に関する研究成果が発表され、世界10ヶ国以上、120名の参加者から注目を集めた。近年、ルアンパバーンでは、若い世代を中心にスマートフォンの活用が拡大していることを背景に、本モバイルアプリケーションは現地調査結果に基づき(インタラクティブであること、使い勝手の良さ、英語とラオ語のバイリンガルサポート、長期メンテナンスの可能性)開発された。コンテンツは、ルアンパバーンの文化、歴史や世界遺産地域保護のための規則に関するクイズと関連情報から構成されており、世界遺産局を始め、関連政府機関や現地大学から更なるコンテンツ開発が期待されている。10月には世界遺産保全に向けた意識向上のためのモバイルアプリケーションMoladok LPが公式に発表され、住民の間でのダウンロード件数が伸びている。東京工業大学は2010年にラオス労働勲章を受けている。
award photos luang prabang

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