井上毅郎 (M3) がタイのユネスコ・バンコク事務所にてインターンシップを実施

井上毅郎 (M3) が2015年9月15日から2015年11月13日まで、タイのユネスコ・バンコク事務所にてインターンシップを行いました。東京工業大学は2013年より、教育分野の専門家のためのオンライン参加型教育データベース (NESPAP) の開発、及び運営についてユネスコ・バンコク事務所と協働しています。その中で井上は本インターンシップにて以下3点の活動を行いました: 1) 現地スタッフに対するNESPAPの管理、及び維持に関するトレーニング; 2) NESPAPの活用推進; 3) NESPAP使用方法のモニタリング;

UNESCO Bangkok Office
ユネスコ・バンコク事務所 (2015年9月撮影)

  1. 現地スタッフに対するNESPAPの管理、及び維持に関するトレーニング

トレーニングでは、NESPAP管理、及び維持に関するマニュアルの更新とマニュアルに沿った実際の研修を実施しました。マニュアルの更新では、現地専門家のフィードバックをもとに、IT部門の専門家とNESPAPコンテンツ管理者向けにマニュアルが更新されました。実際の研修では、技術的なNESPAP内の構成と現在の改善すべき点を現地のIT部門の専門家と共有した上で、IT部門の専門家に対し機能の拡張と発生しうる問題の解決方法に関する研修を実施しました。

  1. NESPAPの活用推進

NESPAPの活用推進のために以下の2点の活動が実施されました。1点目として、リーフレットが作成されました。内容には、NESPAPの基本情報、NESPAPの6点の機能、そしてユーザーに寄与される利点が含まれました。このリーフレットは、ユネスコ・バンコク事務所で開催されるイベントにて配布される予定です。2点目として、ユネスコ・バンコク事務所のウェブサイトの中のNESPAPに関連する内容が更新されました。具体的に、NESPAP開発に至った背景、NESPAPの6点の機能、そしてユーザーに寄与される利点について更新されました。その結果、NESPAPに関する2015年2月現在の最新の情報がウェブサイトに含まれました。

Leaflet to promote NESPAP
リーフレット (2015年10月作成)
  1. NESPAP使用方法のモニタリング

NESPAPが実際にどのように使用されているのかモニタリングするため、NESPAPに対するユーザーの印象を調査するアンケート調査が実施されました。具体的にはWebベースのアンケートがNESPAPユーザーに配布されました。今後、アンケート結果は分析され、ユネスコ・バンコク事務所と共有される予定です。

 

NESPAPは教育専門家向けのオンラインリサーチデータベースです。具体的に、NESPAPは以下3点の情報、及び機能を提供しています: 1) ネットワーク構築機会; 2) 教育に関するテーマ別の考察; 3) 教育政策とリソース; 東京工業大学は21世紀型スキルに関する協働プロジェクトの一環として、ユネスコのバンコク事務所と協働で、2013年から教育データベースNESPAPの開発と管理を行っています。井上はその中で、2014年9月にプロジェクトチームに加わりました。

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バンコク事務所前にて井上(2015年9月撮影)
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