山本研究員, Li (D3), 平井(D2)がCIESに参加

山口・高田研究室の山本研究員、Li(D3)、平井(D2)の3名が3月25日から29日にかけてメキシコシティで開催されたCIES(Comparative and International Education Society)第62回年次会議に参加しました。今回のCIES年次会議には190以上の国と地域から約1000名の参加者が集まりました。“Re-mapping global education South-North Dialogue”が今年のテーマでした。

 

一日目、山本研究員、Li、平井は“ICT4D Practice track IV: ICT4D and Teacher Professional Development” と題したセッションに参加しました。このセッションでは山本研究員がモンゴルの小学校におけるICT利用に関する研究“Relationships between ICT implementation at school level and factors related to transformative leadership: A case of Mongolian primary school”の発表を行いました。発表はモンゴルの222名の小学校長に対して行った調査の結果を基にした考察を中心とした内容でした。例えば、教員間でのICTの活用を促進するためには既成のICT教材をただ提供するのではなく、教員間の協力と経験の共有を促すことが効果的であるといった考察が紹介されました。

Yamamoto Presentation CIES 2018

 

Liは学会最終日の29日にモンゴルの小学校教員に対する対話型Webベース自己学習教材の効果に関する研究“The effects of interactive learning materials on self-regulated learning and learning outcome in the case of Mongolian primary school teachers”についての発表を行いました。発表ではモンゴルの小学校の教員用に開発された対話型Webベース自己学習教材の紹介し、教材の活用により、教員の学習意欲の向上が学習に対する満足度を高める作用が増したという研究結果を報告しました。発表後、国際NGO, Save the Childrenに所属する参加者から教員の学習意欲と生徒の学習の成果の関係に関する質問がありました。その質問に対してLiは、研究では教員の学習意欲に着目したが、教育において生徒の学習成果の向上が最も重要であり、教員研修をとおして教員の学習意欲と満足度が向上することで教員が新しい教授法を学び、教室で実践することで生徒の学習の成果に良い影響をもたらすと考えていると答えました。

Li's Presentation

平井は2日目に行われたNew scholars’ dissertation mentoring workshopに参加しました。このワークショップは博士課程の学生が博論研究の概要を説明し、教育分野の教授からのアドバイスを受けるというものでした。平井は自身の博論研究“Relationship between communication channels among teachers and the diffusion of teachers’ ICT use in rural Mongolian education”についてモルガン州立大学のBista教授とのディスカッションを行いました。Bista教授は10年以上の中学校教員としての経験をふまえ、研究を行う上で実際の教育現場への適用を考えることが重要であることを強調していました。そのためにはモンゴルの教育政策や教育現場の状況を具体的に描写し分析をする事が有効であるとのアドバイスもありました。調査で問う質問の設計に関しても実践的な指導があり、大変充実したワークショップとなりました。

学会の期間中には会場周辺を散策し、手工芸品が並ぶ市場や伝統料理トルティーヤなど鮮やかなメキシコの文化や食事を楽しむこともできました。

Mexico City local market

 

Tortas

 

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