上村(修士1年)とFatemeh(修士1年)が地球環境共創コース中間ポスター発表会で発表しました。

2018年1月30日に東工大すずかけ台キャンパスで行われた地球環境コース中間ポスター発表会で修士1年の上村とFatemehが発表をしました。

上村は “Analysis of Landscape Changes in World Heritage Site and Residents’ Awareness toward Heritage Preservation: Case of Luang Prabang in Lao PDR” という題目で発表をしました。ラオスの世界遺産ルアンパバーンにおいて遺産保護のための景観の可視化と分析が2010年以降行われていない、遺産保全マスタープランを更新する必要があるという問題点に触れ、ルアンパバーンの主要地区で実施したGISを用いたデータ収集・入力について説明をしました。また、今後の計画として、入力したデータを分析し景観の変化の原因を探ること、遺産の保護に対する市民の意識と景観の変化の関係性を調べることについて話しました。

質疑応答では発表を聞いた教授からルアンパバーンの建物の特徴やデータの収集方法に対しての具体的な質問がありました。またデータを収集するうえで市民との関係性をどのように築いているのかという質問もありました。

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Fatemehは“Understanding factors affecting teachers’ adoption of ICT in teaching in Mongolia” という題目で発表をしました。これまでモンゴルで行われてきたプロジェクトを背景に情報技術の導入を中学校教育で進めることの重要性を説明し、教員の情報技術の導入に影響を与える条件を調べるという研究内容を発表しました。

質疑応答ではこれまでに行われたモンゴルの教育での情報技術の活用に関するプロジェクトに関心が集まりました。データの収集と分析方法に関しての質問があり、研究で用いられる既存の理論をどのように調査や分析に適用するかが今後の課題であるとの指摘をうけました。

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