モンゴル教育科学省大臣より東工大の教育貢献に感謝状贈呈

基礎教育のアクセスの拡大は国連ミレニアム開発目標において重要項目とされており、途上国が真剣に取り組んでいる課題である。1990年の民主化後、都市と地方の教育格差が拡大しているモンゴル国においても例外ではない。東京工業大学は、2004年より、学術国際情報センター山口しのぶ教授研究室と、理工学研究科国際開発工学専攻高田教授研究室を中心として、モンゴル教育科学省との連携のもと、情報技術を駆使した教育機会の提供・教育の質の向上を目指し、共同研究および協働プロジェクトを実施している。2012年3月からは、JICAと連携し、草の根技術協力事業草の根パートナー型プロジェクト「モンゴルにおける地方小学校教員の質の向上-地域性に即したICTを活用した教材開発を通じて」[1]を開始した。プロジェクト開始に際し、Gantumurモンゴル教育科学省大臣より、これまでのモンゴル国の教育分野における東工大の貢献に対する感謝状(Letter of appreciation to Tokyo Institute of Technology)が授与された。また、1993年よりモンゴル国において教育開発プロジェクトに携わって来た本学山口しのぶ教授に対して教育名誉勲章(Honored Worker of the Education Sector)が授与された。

モンゴル教育文化科学省大臣から勲章と 花束を授与される山口しのぶ教授

11月7日、佐伯元司学術国際情報センター長、山口しのぶ教授、高田潤一教授、矢野晶太郎(修士二年)は三島良直学長にモンゴルでの研究・プロジェクトを報告すると共に、モンゴル教育科学省より授与された感謝状を進呈した。

受賞を記念して
三島学長(左)にご報告を行う山口教授(右)
モンゴル国バヤンホンゴル国にてOLPCを授業で使用する生徒

[1] 独立行政法人 国際協力機構 草の根パートナー型:http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/partner/mon_06.html

Print Friendly, PDF & Email

Comments are closed.