参加型教育政策データベースNESPAP

ユネスコバンコク事務所は参加型データベース「National Education Systems and Policies in Asia-Pacific (NESPAP)」を開発しました。NESPAPはウェブベースの情報ポータルで、アジア太平洋地域において教育政策や各国の教育システムに関する情報へのアクセスの向上に寄与しています。本データベースの目的は以下の二点です。

  1. 政策決定者やその他教育関連のステークホルダーに対しオンラインで情報を提供することにより、ユネスコの情報共有機能を強化する; および
  2. 各機関の能力を向上することにより、教育計画者、管理者、実践者間の協働を、地域、国、地方単位で効果的に実現する

ユネスコの主要な情報共有ツールとして、NESPAPは以下を提供します。

  1. 他専門家との交流の機会;
  2. テーマ毎の議論の場; および
  3. 教育政策その他の情報へのアクセス

東京工業大学は2013年より、NESPAPの開発および運営においてユネスコバンコク事務所と協働しています。以来、既存のコンポーネントに加え、Education System Profiles、eJob、そしてeConfが実装されました。現在の6つのコンポーネントの概要は以下の図に示しています。

six components

東工大はユーザーおよびユネスコの管理者向けにマニュアルを作成しました。さらに、ユネスコバンコク事務所においてトレーニングセッションを開催しました。ユーザーに対してはチュートリアル動画も作成し、公開しています。

NESPAPおよび参加型データベースに関する研究

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