研究室について

201910welcomeparty

サンバイノ!Сайн байна уу?(モンゴル語でこんにちは)

サバイディー!ສະບາຍດີ(ラオス語でこんにちは)

サンバイノ!Сайн байна уу?(モンゴル語でこんにちは)

サバイディー!ສະບາຍດີ(ラオス語でこんにちは)

サワディー!สวัสดี (タイ語でこんにちは)

 

山口・高田研究室は、東京工業大学学術国際情報センターに所属する研究室として、フィールドでの活動を通じて持続可能な開発を目指した活動を行っています。特に現地コミュニティとのパートナーシップとエンパワーメントをもとに実践的な貢献をすることを研究活動における大切なアプローチとしています。最近ではモンゴル、ラオス、サモア、ブータン、フィリピン、カンボジアにて現地政府、研究機関と協働して事業を実施してきました。

 

私たちの研究室の特徴として以下の5点があげられます。

 

1.学生の多様なバックグラウンド

現在私たちの研究室には、東アジア、ASEAN諸国、中東、そしてヨーロッパから学生が集まっています。多様な国籍に加え、専門分野も教育開発、無線通信、情報技術、機械工学、電子工学、土木工学そして環境工学など多岐にわたります。このような学生の多様性を共有することで、学際的な思考をもって社会問題の議論と分析に取り組む事ができます。

 

2.国際的教養を高める環境

研究室では日常的に様々なトピックやニュースが共有されています。世界で起きている出来事について、幅広く知り、議論をする環境にいることで国際的教養を高めることができます。さらに研究室のゼミでは国際開発分野における最新の報告書を読み、新たな知識を学んでいます。得られた知識を社会の事象と関連付けることで新たな関心を広げています。

 

3.情報技術を活用した持続可能な開発の実践

研究室では個々の学生が専門知識と創造的なアイデアをもって、新しく効果的なICTの活用法を実践しています。現地のニーズの分析に基づいたプロジェクト活動や研究により、多様な分野でのICTの導入を実現させてきました。モンゴルではICTを用いた全国規模での教員研修を実施し、教員の能力開発に貢献しました。ラオスでは現地の専門家との協働のもと、世界遺産保全のマネジメントを効率化するための適切なICTの導入を行ないました。

 

 

4.長期的な視野での国際開発プロジェクト

東アジア地域では、2004年からモンゴルの基礎教育分野において、継続的な教員研修の実施と研修教材の開発を行ない、ブレンド型学習の実現に携わってきました。東南アジア地域では2003年から世界遺産ルアンパバーンにおいて、世界遺産データベースの開発、GISを活用した景観と湿地帯の分析、モバイルラーニングの開発を行ない、世界遺産管理と住民意識の向上に携わってきました。10年以上にわたる現地専門家との協働により、現地の状況と住民のニーズの変化が継続的に分析され、適正な技術の導入と評価を可能にしています。

 

5.草の根協力

私たちは現地のコミュニティをプロジェクトの中心と考え、現地の人々との密に連携により実践的な貢献を実現してきました。モンゴルのプロジェクトでは全国21県9地区の半分以上を訪れ現地の教員や学校長と協働して事業を実施してきました。カンボジアでは放課後学級で現地の子どもたちにICTを活用した語学の授業を行ないました。ラオスのルアンパバーンでは世界遺産局が学校や寺院で開催する住民意識の向上のための勉強会に参加しました。こうした貢献は地元政府やコミュニティからも高く評価され、山口教授はバヤンホンゴル政府から名誉市民として認められ、高田教授はバヤンホンゴル県知事賞を受賞しました。また私たち研究室はルアンパバーン世界遺産登録15周年記念式典、20周年記念式典への招待をうけ参加しました。

 

山口・高田研究室では、研究室の学生が自分たち行動の規範とする「7つの行動規範」を定めています。こちらは、2018年度の「7つの行動規範」です。

7 Principles_2018-2019

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