国際開発プロジェクト一覧

ユネスコ (United Nations Educational Scientific Cultural Organization)

アジア太平洋地域

  1. 無形文化遺産のデータベース化とオープンソースソフトウェアの研修(2017-2018):UNESCOアピア事務所との連携のもと,サモア教育科学文化省の文化部にて無形文化遺産データベース構築とオープンソースを活用したプログラミングの研修を実施。
  2. 「アジア10カ国における教育政策における21世紀型スキルの比較研究と参加型データベースの構築」(2013-2016):文部科学省平成25年度,26年度,27年度政府開発援助ユネスコ活動費補助金:アジア・太平洋ユネスコアジア太平洋地等における開発途上国の教育,科学又は文化の普及・発展のための交流・協力事業の一環として実施。実施教育事務所との連携のもと,アジア地域10カ国の教育現場における「21世紀型スキル」育成の現状を比較分析。参加型教育データベースを構築し,各国の教育現場における「21世紀型スキル」育成に関する分析を通じて国別報告書,及び分析結果を類似点と相違点にまとめた地域報告書を発信。
  3. アジアの基礎教育におけるオープンソースの導入に関する研究(2009-2011): ベトナム,タイ,インドネシア,モンゴルの基礎教育で活用されているオープンソースソフトウェアに関する調査を実施し,その実用性と持続可能性について比較研究を実施。ユネスコアジア太平洋市域事務所との共同研究。

モンゴル

  1. 「基礎教育における情報技術を活用した教員研修の展開と対話型学習教材の開発」(2017-2018):文部科学省平成29年度政府開発援助ユネスコ活動補助金:アジア・太平洋地域等における開発途上国の教育,科学又は文化の普及・発展のための交流・協力事業の一環として実施。ユネスコアジア太平洋地域事務所との連携のもと,モンゴルの中学校教員のためのICTを活用した研修教材を開発し,研修を実施した。
  2. 「途上国におけるオープンソースソフトウェア導入に関する研究」(2012‐2014):モンゴル教育省の評価・情報技術局との連携のもと, オープンソースソフトウェアの導入が途上国における情報教育分野の発展にどのように貢献できるかの調査・分析実施した。
  3. 「モンゴルにおける持続可能な教員研修のためのICT教材の開発」(2010-2012):文部科学省平成22年度,23年度政府開発援助ユネスコ活動費補助金:アジア・太平洋地域等における開発途上国の教育,科学又は文化の普及・発展のための交流・協力事業の一環として実施。モンゴルの初等教育分野においてICTを活用した教員研修用の教材を開発し,教員研修専門家及び小学校教員を対象とした教員研修を通じて新教材の試行・評価を実施した。
  4. モンゴルにおける学校長の研修ニーズに関する事業 (2008): UNESCO北京事務所との協働のもと6県と2都市における小学校学校長の研修ニーズに関する調査・分析を実施。モンゴル全土の30%の学校長の調査データを分析し,プロジェクト形成につなげた。
  5. モンゴルの教育開発事業の持続可能性に関する調査 (2007): (UNESCOアジア太平洋文化センター補助金)モンゴルのゴビ地域2県における教育開発事業を社会,環境,経済,政治の側面から分析し,事業を持続的に実施していく上での重要な要因に関する分析を実施。ユネスコ北京事務所との協働事業。
  6. 国連人間安全保障基金事業 「モンゴルの寒冷被害を受けたゴビ地方3県における学校再建と校長・教員の研修」(2004 -2007):UNESCO北京事務所との連携のもと,モンゴルゴビ地方3県における学校再建築および学校長・教員再研修のための遠隔教育の導入に関するフィージビリティースタディーを実施した。モンゴル教育科学省,及びユネスコ北京事務所との協働事業。
  7. 「教育行政官の研修ニーズ分析」(1993-1994):初等中等教育の学校長,地方政府の教育担当官を対象に研修ニーズ分析を実施。モンゴルの教育行政・管理分野に初めてコンピュータを導入。データベースを使った管理システム開発のパイロットプロジェクトを担当。オフライン遠隔教育を中心とした研修実施に必要な3年プロジェクトの資金調達をオーストラリア国際開発事務所と交渉。
  8. 「モンゴルの教育・人材育成マスタープラン」(1993-1994):モンゴル政府とアジア開発銀行主催のモンゴル教育・人的資源開発のマスタープラン作成にUNESCO教育政策課代表として教育行政の分野に参加。

ラオス

  1. 「発展途上国の世界遺産地域における持続可能な情報通信技術の応用に関する実践研究」:(2013‐2016):ラオスルアンパバーンにて,持続可能な世界遺産開発を実現するための情報通信技術を用いた包括的かつ効果的な施策について実践研究を実施。モバイルラーニングを活用した意識向上プログラムを開発,試行。
  2. 「世界遺産地域における地理情報システムの構築-危機遺産防止のために」(2009‐2011):ラオスルアンパバーン政府世界遺産局との連携のもと、GISを導入した街並み変化の透視化及び、地域開発への応用に注目し,後発途上国という条件を踏まえたGISの維持可能な利用に関する考察、プロトタイプ開発・評価を実施。
  3. 「ラオス国ルアンパバーンにおける世界文化遺産地域における情報技術導入に関する研究」 (2003-2007). 文化遺産都市ルアンパバーンにおいてHeritage Houseとの協働のもと、維持可能な地域開発を促進するために必要なデータベースの作成・ウェブサイト構築を含む情報管理及び、ICTセンター開発を中心とした情報技術導入のフィージビリチィースタディーを実施。
  4. 「Integrated Conservation Approachのアジアにおける応用研究」 (2003-2005): UNESCOアジア太平洋事務所文化部との協力のもと日本の世界遺産白川郷を事例としてIntegrated Conservation Approachの導入の可能性に関する調査を実施し,利点と留意点について分析。UNESCO主催の「世界遺産保存活と地域発展の促進」セミナーにて発表。

中国

  1. 「世界文化遺産とツーリズム開発」(2004-2008):中国雲南省麗江における世界遺産とツーリズム開発に関する共同研究に参加。中国NGOおよび,京都嵯峨芸術大学,九州大学との協働のもと,持続可能なツーリズム開発手法について研究を実施。(2004-2008)
  2. 中国甘粛省における基礎教育促進の地域社会参加型プロジェクト作成(1995)
  3. 初等・中等教育の教員教育,教育行政,科学教育促進プロジェクト担当(1993-1996):江蘇教育研究所を拠点として中国過疎地域の学校教員,及び地方教育行政官育成のためのプロジェクト作成。遠隔教育を取り入れた教員養成プログラムを導入。各地域訪問によるニーズアセスメントに基づく地域型ワークプランの作成・実施。
  4. 「中国の高等教育における教育行政官のトレーニングプログラム・研究促進プロジェクト」(1991-1993):高等教育改革を促進するため上海師範大学を中心とした中国全国5地域代表の高等教育機関の行政官・研究者と共同で定期的に現地調査を実施し,各地域の教育開発に見合った地域研究・研修を開発し、教育の地方分権化を促進。
  5. 「中国の教育の地方分権化に伴う教育財政改革の研究」(1993):上海HRD研究所との共同事業で中国過疎地域の小学校、中学校が直面している財政難の現状を分析する現地調査を実施。

インドネシア

  1. 基礎教育促進のための地方教育政策・管理の地域社会参加型教育プロジェクト実施(1991-1993)。文化・社会・宗教面で異なる地域で基礎教育開発を地域社会に根づいたものとして地域住民が中心となり広めていこうというプロジェクト。その地域の言語を話す国際コンサルタントと共同で計画・実施。

 パキスタン

  1. 地方分権化に伴う地域別基礎教育促進計画の一環として地域コミュ二ティーを中心とした市民参加型プロジェクトを特に女子教育促進プロジェクトとして計画・実施(1994)。
  2. 基礎教育開発のための研究援助プロジェクト及び国家教育計画・教育管理研究所育成プロジェクト担当。基礎教育の行政・管理の地方分権化を促進するための地方教育行政官、教員のトレーニング作成・実施(1991-1993)。

ルワンダ

  1. 内戦後の教育分野での緊急援助プロジェクトを発案。ドイツのNGOと緊急援助品を含めた教育パッケージを作成・配付する共同プロジェクトを実施(1993-1994)。

タジキスタン・アルメニア

  1. 社会主義体制崩壊後の両国の基礎教育促進援助プロジェクト担当。ドイツ・ベルギーのNGOと共同プロジェクトを実施(1993)。

セネガル(Senegal)

  1. 初等教育における女子教育促進プロジェクト計画・実施。UNESCOアフリカ地域事務所(ダカール事務所)との協働のもと、アフリカ教育・経済大臣会議を開催し、教育プロジェクトの実施状況の評価に関するセッション企画・実施。(1992‐1993)

モンゴル (Mongolia)

  1. 「モンゴルの中学校教員研修:STEM教材を中心としたICTによる教員の質の向上」(2018-現在):基礎教育における教員の質の向上を目指した草の根協力パートナー型事業。理数系の教科を中心に地方中学校教員のための教材作成と研修の実施。
  2. 「モンゴルにおける地方小学校教員の質の向上-地域性に即したICTを活用した教材開発を通じて」(2012-2017):モンゴル教育科学文化省との協働のもと、情報技術を駆使した教育機会の提供・教育の質の向上を目指したJICA草の根技術協力事業草の根パートナー型事業。現地のニーズに基づいた教員中心の研修プログラムの開発・実施。
  3. “First Track Initiatives: 情報技術の導入-教育の質の向上を目指してIntroducing ICT in School Environment to Level Up Quality of Education”(2007-2008):国連ミレニアム開発目標達成を目指した国際協力プロジェクトの一環として世界銀行が中心となり教育へのアクセス拡大及び、質の向上を目指し情報技術を導入したプロジェクト評価。

中国 (China)

  1. 中国雲南省麗江における「世界文化遺産とツーリズム開発」の共同研究に参加。中国NGOおよび、京都嵯峨芸術大学との協働のもと、持続可能なツーリズム開発手法について研究中(2004-2008)
  2. 外務省経済協力局派遣の評価専門家として対中ODAのプロジェクト・プログラム評価を担当。医療分野、教育分野中心に中国開発重点地域である西部の2省1都市で現地調査を実施し、最終報告書作成。(2001-2002)
  3. 初等・中等教育の教員教育、教育行政、科学教育促進プロジェクト担当。江蘇教育研究所を拠点として中国過疎地域の学校教員及び地方教育行政官育成のためのプロジェクト作成。遠隔教育を取り入れた教員養成プログラムを導入。各地域訪問によるニーズアセスメントに基づく地域型ワークプランの作成・実施(1993-1996)。

ラオス (Lao PDR)

  1. Study of Integrated Conservation Approach (2002): 40,000 USD. Worked with ICCROM (International Center for Conservation and Rehabilitation of Cultural Property) to conduct an analysis of integrated conservation approach to world heritage site in Europe. Funded by Foundation for Advanced Studies in International Development (FASID).
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